2017年02月
●新中学3年生の勉強~1学期の内申って大事なの?~●
★部活もいいけど勉強もね!!★
都立入試も終わり、定期テストも杉並区の公立中学では明日でほとんどが終わりです。
中学3年生はすっかり抜け殻です(笑)
都立の合格発表はまだなのでドキドキ状態ですが。
これはいまの中学2年生には他人事でしょうが、都立受験まであと1年ないということです。
1年後にはみなさんが抜け殻になるということです(笑)
さて、現在中2のみんなは部活が楽しくて勉強どころではないかもしれません。
4月になれば目の上のたんこぶの先輩もいなくなりますし、さらに部活は楽しくなります。
これは私ならですが(笑)
部活引退したら勉強するっ!!って子も多いと思います。
結論からいうと、部活か勉強かの2択で考えると失敗します。
理由は1学期の定期テストはテスト中に試合が入り込むことが多いからです。
ふだん、部活にのめりこんでテスト前しか勉強しないタイプがもっとも危険です。
下手したら提出物もやる時間がなかったりします。
提出物ださないと内申は「2」をつけられることが多いです。
いまから部活をやりつつもしっかり勉強するようにしてください。
「都立の内申って2学期のだから、2学期がんばれば大丈夫でしょ?」
都立の入試は1000点満点です。
そのうち内申は300点~400点を占め、これは確かに2学期の内申で得点化されます。
しかし、
2学期の内申は1学期の内申を踏まえてつけられるので1学期もがんばる必要があります。
それに1学期の範囲も入試にでるのですからその時潰さなくていつやるつもりなんでしょうか。
夏休みは5科目分の1・2年の復習がマストなんですからそれだけでも大変です。
塾にも1学期の部活が終わってから、つまり定期テストが終わってから入会してくる中3の子もいます。
ある生徒は1学期の英語のテストが46点で、ヤバいってことで7月に入会してきました。
夏休みもがんばって、2学期の中間テストは76点!!
学校の英語の先生からも褒めてもらい、「80点超えたら「4」だね」の言葉にテンションもモチベーションも上がり
2学期の期末テストは84点!!
2学期は平均でピッタリ80点です!!
「やったね~」と喜んでいましたが、
なんと2学期の内申は「3」...
生徒の気持ちや頑張りを思うと、「1学期も大事なんだよね」と冷静にはしてられないのですが、
実際はそういうことなのです。
もちろん、これは1学期ダメだったらどんなに2学期頑張っても無駄ってことではありません。
2学期の頑張りは入試の得点に直結するわけですから。
しかし、せっかくがんばるので「1粒で2度おいしい」的に、内申も入試得点も上がるほうがいいわけです。
そのためには1学期もしっかり準備して内申をとるべく定期テストもがんばりましょう!ということです。
中「学生」なんですから「学ぶ」のは当たり前ですし。
得点上がると勉強も楽しくなりますよ!(たぶん(笑))
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1対1または1対2の個別指導塾[鴻志学舎プライベートスクール]
杉並区堀之内[丸ノ内線 方南町駅]西口1番出口より徒歩1分
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●都立一般入試 都立受験問題の得点アップ ワンポイントアドバイス その7●
★200字作文(配点10点)はこう書こう!★
前回の内容を簡単にいうと以下です。
1.字数は8割目安の160字以上で。
2.内容は3つの要素が必要!
内容の3要素は、
①筆者の主張、
②自分の意見・主張、
③具体的な体験・見聞、です。
以上からもわかるように、
要素を3つ入れ込んで160字目安なので
単純に考えると、
1つの要素に対して50字強です。
構成は
③→①→②
が一般的です。
●いきなり書き始めない!
書き始める前に、
それぞれの内容、ボリューム(字数)をおおよそ決めましょう。
(本文を読み始める前に設問5で今年の「テーマ」を確認。
本文を読みながら書くことを考えたり決めたりする)
構成やそれぞれの内容・ボリュームを考えずに書き始めてしまうと
3つの要素がすべて入らなくなってしまうこともありえます。
(要素が1つ抜けると1~4点減点)
●自分の意見について。
自分の意見については1つに絞り込んでください。
「筆者の意見(主張)を自分はどう考えるのか」を明確にします。
「あれもいいけど、こっちも悪くない」などどっちつかずの意見は
意見がないのと同じことになり減点となります。
伝えたいことは何かをハッキリさせて意見として書くようにしてください。
●体験・見聞について。
体験・見聞は自分の意見をバックアップするものでなければいけません。
体験・見聞が思いつかないときは、本文の具体例を参考に考えていきましょう。
ここが1番ボリュームがでるはずです(字数が多くなる)。
★過去10年間の200字作文の課題は以下。
平成28年度 「基本を身につけること」
平成27年度 「取り合わせの美」
平成26年度 「環境の持続可能性」
平成25年度 「住居と人間」
平成24年度 「『自分の言葉』で表現する」
平成23年度 「森林の価値」
平成22年度 「読書という積極的な営み」
平成21年度 「言葉によるコミュニケーション」
平成20年度 「地球の将来を考える」
平成19年度 「科学がわかる」
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●都立一般入試 都立受験問題の得点アップワンポイントアドバイス その6●
200字作文(配点10点)はここに注意!のつづきです。
★採点基準を知って点数をかせぐ!★
都立入試問題の200字作文はただ200字埋めればOKってものではありません。
そんなの当たり前ですが(笑)
埋めるだけならガトーショコラのレシピでも書いとけって話ですが、それでは0点です。
そんなのも当たり前ですが(笑)
では、どう書くかの前に
「これをやったらたぶん減点されるよ!」
っていう採点基準からいきましょう!
(ちなみに「たぶん」と書いているように採点基準は学校ごとに定められています。
学校ごとの採点基準は公表されていないのでわかりません。
都立杉並高校と都立杉並総合高校では異なることもありえるわけです。
といっても高校によって大きく異なることは考えにくいので一般的にはたぶんこうという
WもぎやVもぎの採点基準などを参考に書いています)
1.字数は8割目安の160字以上で。
一般的には字数の8割以上で字数に関する減点はありません。
WもぎやVもぎの基準では150字以上で減点はなしとなっています。101~150字以下は2点減点。
100字以下や200字をこえた字数は採点対象になりません。つまり内容に関係なく0点。
*時間がなくてもあきらめずに101字を超えるように書くと最大で8点とれる可能性が!
2.内容は3つの要素が必要!
内容でもっとも点数の差がつきます。
テーマをつかまえない限りは内容のない作文になるので
しつこいですが、本文を読む前に設問(5)のテーマを読んでください。
本文を読みながら、何を書こうか(自分の主張・意見をどうするか、例には何があるか)、
筆者の意見は何かが考えられ、時間の節約にもなります。
内容の3要素は、
①筆者の主張、
②自分の意見・主張、
③具体的な体験・見聞、です。
以上は設問文にもあるように条件として出されてるわけですから
それが満たされてなければ減点されてしまいます。
①~③がない場合は、1~4点が減点されそうです。
ガトーショコラのレシピが0点になる理由がお分かりだと思います(笑)
3.その他
漢字のミスを含む誤字・脱字などは1つで1点減点、2つ以上で2点減点
文法や表現上のミスも同様に1つで1点減点、2つ以上で2点減点のようです。
前回も載せましたが過去10年分の作文のテーマは以下です。
テーマだけで書こうとすると難しいものもありますよね。
「取り合わせの美」なんてそれだけで作文するのはけっこう大変!
そこからも本文がどんだけヒントになるかがわかると思います。
都立受験の国語の200字作文も、数学の証明問題も、
社会の記述も、完全に捨ててはいけません。
ベストは満点ですが、この手の問題は部分点を取りにいく姿勢が大事です。
部分点の1点で合格することも、それを捨てたことで合格に
いたらないこともありますから時間のある限り粘って粘って粘りまくることです!
★過去10年間の200字作文の課題をみていきましょう。
平成28年度 「基本を身につけること」
平成27年度 「取り合わせの美」
平成26年度 「環境の持続可能性」
平成25年度 「住居と人間」
平成24年度 「『自分の言葉』で表現する」
平成23年度 「森林の価値」
平成22年度 「読書という積極的な営み」
平成21年度 「言葉によるコミュニケーション」
平成20年度 「地球の将来を考える」
平成19年度 「科学がわかる」
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●都立一般入試 ワンポイントアドバイス その2●
過去問の演習でおよその時間配分を決めておく。
いまさら、何を当たり前のことを思ったよい子のみなさんは、この先読まなくていいですよ。
時間配分ってなに?
とか
時間配分ってなんて読むの?
とか
時間配分っておいしいの?
というよい子のみなさんもこの先読まなくていいです。手に余ります(笑)
ということで、今日もだれもこの先は読まない前提で話をすすめます。
さて、教科に関わらず、テスト時間ー5分の45分で配分を考えるようにします。
これは見直しのためであったり、
正確な時間感覚はもてなかったり、
本番当日の緊張状態で不測の事態が起こるかもしれないためです。
持って行ったシャーペンの芯が全部つまってしまって芯の入れ替えに手間取った、
なんて話はよく聞きます。
ふつう鉛筆もっていきますが(笑)
国語なら
漢字10問と長文3題で構成されているので
単純に考えると漢字3分、長文1題14分が1つの目安です。
ただ、2題目の長文には200字作文がはいっているので
3つの中で2題目が一番時間が必要になるはずです。
そこで、1題目の物語、小説系、もしくは3題目の古漢融合文系のどちらかの時間をけずり
2題目に投入するようにします(一般論です)。
で、過去問をやったあとは、〇つけだけしてできた、できないと一喜一憂して終わるのではなく、
上記のようなことを考え、均等でも大丈夫なのか、はたまたどっちを削るかなどを検討するのです。
そして自分のその科目のおよその時間配分を決めておきます。
さて、当日ですが、スタートとともに必ずやることが2つあります。
①氏名を書くこと(書かないと0点です。受験番号ももちろん)
と
②入試問題の構成の確認(問題用紙を最後までざっと確認し、大問の数など形式がこれまでと同じかどうかをみること)
都立入試の形式が大幅に変わることはほぼないのですが、万に一つ変わってしまった場合に
気が付かないまますすめて大問が1つ増えてました、なんてことになると時間が足らなくなってしまいます。
せっかく設定した時間配分も台無しです。
必ず自分が考えている時間配分でいけるかどうかを確認しましょう、ということです。
残り2週間、健闘を祈ります!!
信じても救われるかはわかりませんが、頑張れば救われます。たぶん(笑)
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