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●定期テストで点がとれる直前の勉強●
■直前に提出物をやるのはNG!!
なぜ提出物は直前に向かないのか?
結論から言うと、テストと形式が違いすぎるからです。
学校から配布されている問題集が悪いわけではありません。
目的が異なるだけです。
入試ほど範囲は広くありませんが、定期テストもある一定の範囲を凝縮した形でテストがつくられます。
つまり同じ種類の問題が定期テストといえども並ぶことはあまりありません。
ところが、学校の提出物、代表は数学のワークですが、ある特定部分の習得のためにつくられています。
そのため、ある一つのパターンで解く問題が並んでいます。テストにはここからは出ても1問です。
「1問でもでるからよいのでは?」という考え方もありますが、
同じパターンが並んでいる1問ができるからといって、
異なる10問のなかの1問としてその問題がでたときに
正解できるとは限らない
のです。
直前はテストに即した形でチェックするほうがいいに決まっています。
①各種パターンの習得→②「複数パターン(総合)から習得したパターンが見分けられか、解けるかのチェック」という流れが必要です。
直前に提出物をやるのは①で止まってしまい、
②をおこなわずにテストに臨むことになるのでよくない
ということです。
■提出物の理想的な利用法
提出物の理想的な使い方は、1週間前までには提出範囲を終わらせておく。
そして、その範囲のなかで
「自分にとってテストに出題されたときに解けないかも」
という問題をピックアップしテストまでに潰していくこと
です。
■点を上げるための勉強
勉強の基本は、
①まず全体をならす(範囲全体を終わらせる)
②終わらせてみるとでこぼこがわかる(自分の弱点部分がわかる)
③そのでこぼこをつぶしてならす(苦手部分を自分なりにつぶす)
④最後に本当に潰れているかを確認するために総合的に範囲を総ざらいする
(範囲全体を通して解きなおし、別の問題集で範囲を最終チェックする)
どの科目も点をとるための流れはこうです。
もちろん、学力に応じてならす部分の平地の高さ(問題レベル)は変わってきますし、ならしを繰り返し積み上げることで高得点がとれる可能性が上がります。
さて、点を上げたい場合は自分の現状をつかまえることが不可欠です。
得点を上げたい科目に関して、上記の①~④のうちどこまでやっているか、
④までいけているのなら次にどのレベルまで①~④をやっているかを確認してください。
教科書レベルでも④までしっかりできていれば、よもや平均点をわることは考えられません。
「平均点にいかない」「50点に到達しない」なんて場合は、④まで確実にいってないです。
だいたいは②や③ができていません。
②は自己判断がいい加減な場合。
「できていない」のに本人はできているつもりなのでテスト当日に「あれ?」となるか、
さらにひどいとテストが返されて初めて「あれ?なんでここバツなんだろ?」
となります。
本来なら④でチェックしたときに気づくべきなのに、それをやっていないか、やっているつもりで終えてしまっています。
きちんと手を動かしてやらない子は
だいたい「つもり」で終えています。
③は間違いをほったらかしにしている場合です。
ミス問はテストででたらスラスラできるようにするまで繰り返す。
基本です。
まずは基本に忠実に基本をハイレベルでこなすのが
得点を上げる第一歩です。
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