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●「上がらない子ほどやる気頼み」●
まずは「勉強がなかなか進まない」タイプを紹介します。
簡単にいうと「上がらなかったり、上がったり下がったりする」タイプです。
①やる気に左右される。
1年365日「やる気」にあふれている、毎日が「熱闘甲子園」みたいな人間は世の中に存在しません。
「やる気がないから勉強できない」というのは「宝くじがはずれたから今月は生活費がありません」と同じようなものでそもそも前提を間違えています。
やる気はないよりはあるほうがもちろん良いのですが、「やる気」頼りは危険です。
やる気の有無に関わらず、勉強を進められるシステムが必要です。
②自分のやり方や生活スタイルを変えない。
「得点を上げたい」「勉強ができるようになりたい」「入試で合格したい」という気持ちがあるなら、
今現在それを阻害している原因を変えることが必要です。目的に結びつく行動が大事ということです。
しかし、原因を変えずに、結果だけをよくしようとするパターンがほとんどです。
たとえば、
勉強時間を増やさなければいけないのに「ゲームやテレビ、携帯の時間は減らさずにそのまま」、
勉強のやり方がわからないというわりにはやり方を教えても「面倒くさいからとそのまま」、
一度読むか読まないかくらいで「やったけどわからなかったと宿題は放置したまま」、
夜中まで起きているから授業で眠くなるのに「早寝せずに夜更かしのまま」
などなど挙げていけば枚挙にいとまがありません。
この世界は因果関係に支配されていますので原因を変えなければ結果が変わらないのは自明の理です。
原因を変えずに結果を変えようとするのは無理な相談です。
これまでの勉強に対する「自分のやり方」「優先順位」などなどを全否定し、そっくり入れかえるくらいでないといけません。
③気分転換が苦手である。
「勉強する気分じゃない」「勉強する気にならない」というのもよく耳にするセリフです。
特にしっかり遊んでしまったあとや修学旅行など楽しいイベントのあとにでてきやすくなります。
息抜きや気分転換をしたあとになかなか勉強モードに戻れないタイプやそもそも勉強が中心になっていないタイプは、
大規模な息抜きイベントは避けたほうが無難です。
もっと小さなごほうび、好きなケーキを買いにいくとか読みたい雑誌を時間を決めて読むなどで切り替えの練習をしてから、
もしくは志望校の偏差値を10くらい上回ってから大規模イベントにチャレンジしてください。
ではどうするか?
参考になるのが、「ごはん」と「学校」です
「なぜ12時になったらお昼ごはんをたべるのか?」
「なぜ学校では1日6時間も7時間も勉強できるのか?」
答えは「時間割」です。シンプルですが、使いこなすと強力です。
ごはんについては時間割というよりも習慣に近いですが、
12時と同時にお昼ごはんという反応は時間割といってもいいと思います。
そしてこの12時=お昼ごはんというカラダにしみついている感覚、ほぼ疑問も感情もさしはさまないところを大切にします。
たとえば「7時になったら英語の単語を覚える」「8時になったら数学の復習をする」など、
スタート時間と勉強時間、そして何をやるかを決めていき時間割をつくります。
「今日は雨だからごはんは食べないでおこう」なんてことないですよね。
今日はやる気がないから「勉強」をしないは雨だからごはんなしと同じです。
つまり「やる気」は「天気」のようなもの。
毎日「晴れ」がないのと同じように、毎日「やる気」があるというのは考えにくいので
「勉強する、しない」をやる気の有無で決めてしまうと勉強はうまくいきません。
やる気頼みでは、上がっても1発屋で終わる可能性が高いです。
なぜなら勉強は継続が大事だからです。
勉強は100メートル走ではなく、フルマラソンなので
100メートルダッシュして棄権してしまってはいけません。
「7時になったら英語の単語を覚える」
「8時になったら数学の復習をする」など、
「スタート時間と勉強時間」
そして「何をやるか」
を決めていき時間割をつくりましょう。
やる気ではなく「時間割」を最優先して毎日を過ごすと成績は上がっていきます。
◆2016年度までの中学・高校・大学受験の合格実績です◆
1対1あるいは1対2までの個別指導形式で、入塾時の学力状況に応じて個別カリキュラムを作成し
授業をおこなっていきます。
中学受験では、学校の算数が苦手で入塾し、学校の点数が上がり自信をつけ受験を決意し
志望校へ合格した子もいます。
大学受験は、タイプがさまざま。個別指導だけで大学受験をする子も増えてきています。
理由は、予備校の授業についていけなかったり、つい予備校だとさぼってしまう、もっと
全般的にがっちり解説してほしいといろいろあります。
苦手な科目だけ、得意な科目だけを個別で受講している生徒もいます。
*高校受験はふだんは内申アップのための学校の勉強を中心におこない、夏期講習や2学期の定期テストが終わってから
都立校対策や第一志望の私立対策に移行するのが一般的です。
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