室長ブログ
●都立高校受験 説明文の読解と200字作文●
当塾では毎年冬期講習期間中のゼミで、
国語の200字作文、英語の英作文、数学の証明問題など
都立入試に必ず出題され、特に得点アップにつながると思われるも
のをピックアップし、対策をおこなっています。
授業でおこなっている一部を公開します。参考になれば幸いです。
「200字作文その2」でブログに書いたものをまず復習としてのせておきます。
都立一般入試の大問4(説明文)はまずは問5の作文のテーマ
を確認してからはじめましょう!
◆200字作文を書く前に~まず準備~◆
200字作文は大問4の説明文の問5として出題されます
●本文を読む前に問5のテーマをチェックしましょう!!
1.本文を読む前に問5のテーマ(200字作文のお題です)を必ず
確認します。
2.確認したらテーマに丸をつけましょう。
3.次に本文にいきますが、本文をよみながら確認したテーマ
そのものやテーマの一部の用語がでてきたら必ず丸をつけます。
例)26年度都立入試のテーマは「環境の持続可能性」でした。
まずはこのテーマを本文の前に設問5で確認し、丸をつけます。
次に、本文を読みながら、「環境問題」「持続可能性」「地球環境」
「持続可能」などテーマの用語の一部に関する用語がでてきたら
丸をつけていきます。
(テーマの用語を言い換えている用語もわかる人は丸をつけると作文をかくときに便利です)
ここまでが復習です。
◆読解問題の取り組みかた◆
1 段落ごとに内容をとっていく
2 繰り返されるキーワードを追っていく
3 具体的な話(例)の前後に筆者の意見がある。
例自体は重要ではなく、筆者のいいたいことをわかりやすく
伝えるために例を書いている。
つまり、その例の前、もしくは例がおわったあとに筆者の
いいたいことが書いてある。
4 接続語には○をつける。しかし、つまり、すなわち、など。
5 知らない語句は必ずでてくる。その語句を知らなくてもその前後
読むとその語句を言い換えている言葉や内容が書いてある
ことが多いのであきらめずに探す。
6 傍線部中、あるいは傍線部直前に指示語がある場合、
指示語をそのままにしないで具体的にいいかえるようにする。
7 傍線部とその前後の関係をしっかりつかむ(原因、理由、結果と
いった因果関係をつかむ)
8 接続語の逆接語でつながった2文をセットでとらえることで
よりわかりやすくなる。
逆接語の前の文は一般的なことが多く、筆者がいいたいことは
逆接語の次の文にある。
都立一般入試問題の大問4については、傍線部に指示語が含まれていることが多いです。(上記の6の話)
英語の長文問題でも同じですが、「それ」や「これ」といった指示語をそのままにしないてはいけません。
「具体的にはなんのことをいっているのか」を本文から探して言い換えると、傍線部自体がわかりやすくなり、結果として選択肢から正答を選べる可能性が高まります。
以上
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1対1または1対2の個別指導塾[鴻志学舎プライベートスクール]
杉並区堀之内[丸ノ内線 方南町駅]西口1番出口より徒歩1分
■お問い合わせ:0120(499)933 14時~21時(土曜日:~19時まで)
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●都立高校受験 入試問題 国語の時間配分と問題を解く順番●
●都立入試の国語の問題の構成は以下のようになっています。
大問1 漢字の読み(5問)
大問2 漢字の書き(5問)
大問3 小説の読解問題(5問 ラストは50字記述)
大問4 説明文の読解問題(5問 ラストは200字作文)
大問5 古漢融合文の読解問題(5問 ラストは35字記述)
◆時間配分の目安◆
大問1と2で最大5分
大問3と5は12~13分
大問4は15分 で 合計41分
*残り4分と漢字のあまり時間を大問3~5のどれかに投入する。
●国語の都立入試問題を解く順番
1. 一般的な順序(おススメ)
①まずは漢字の読み・書き10問を終わらす(5分)
* わからない漢字はずっと考え込まないこと。
このあとの読解問題の本文などを読んでいくなかで突然思い出せることもある。頭の片隅にできなかった漢字をおいておくとよい。
↓
②小説の読解問題(13分)
↓
③古漢融合文の読解問題(13分)
↓
④説明文の読解問題(15分)
* 説明文のラストに200字作文がある。ここで考え込んだり書き直したりして時間をロスする可能性があるので説明文の読解問題を最後にまわす。また作文はアウトプットでハードルが高いので、各種の読解問題をこなして完全に国語のアタマになってからのほうがより良い作文がかける可能性が高い。
2. 小説が苦手なタイプ
① 漢字の読み書き(5分)
↓
② 古漢融合文(13分)
↓
③ 小説(13分)
↓
④ 説明文(15分)
* 小説がどんなに苦手でもやはり説明文は200字作文を考えると最後にまわすほうがよい。理由は前述。
* 過去問を解いて200字作文で手間取らない、時間が足りなくなることはない。その場合は、小説を最後にまわすのもあり。
3. 説明文も作文も大好きなタイプ
① 漢字の読み書き(5分)
↓
② 説明文(15分)
↓
③ 古漢融合文(13分)
↓
④ 小説(13分)
*各読解文の制限時間は守るようにすること。
いくら得意だからといって、間違っても200字作文のブラッシュ
アップに時間をかけないようにする。
内容の優劣は配点的にも得点に反映されにくいです。
やるとしたら、すべて解き終えて残り時間を確認し十分に
いけそうな時だけ。
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● 都立高校受験 入試問題対策 200字作文その4●
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国語の200字作文、英語の英作文、数学の証明問題など
都立入試に必ず出題され、特に得点アップにつながると思われるも
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授業でおこなっている一部を公開します。参考になれば幸いです。
★200字作文のよくある間違い★
●よくある間違いその1
本文のテーマとは関係ない語句を取り出し、
それに対する自分の例や意見を述べる。
これをやるとテーマからはずれるので点数がはいりません。
例えば、平成19年度の説明文では本文にUFOがでてくる。
ここで自分のUFOに対する意見を書くなどはNG。
テーマは「科学がわかる」である。本文でUFOはあくまで反証ができない非科学的ものの例として出されている。書くとしたらそのように取り扱う必要がある。
入試問題大問4の問5のテーマの語句に丸をつけ、
その語句について作文していけばこうした間違いは
やらないはずです。
●よくある間違いその2
自分の意見とその例がまったく対応していない。
また例に具体性がほとんどないなどは大きく減点の対象となる。
設問にも「具体的な体験や見聞を含めて...」とあるので具体的に
書かないと減点対象です。
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● 都立高校受験 入試問題対策 200字作文その3●
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国語の200字作文、英語の英作文、数学の証明問題など
都立入試に必ず出題され、特に得点アップにつながると思われるも
のをピックアップし、対策をおこなっています。
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★200字作文の書きかた★
テーマとは、ここでは都立入試問題の大問4の問5に書いてある
200字作文のお題のことです。
●おおまかな作文の型
A テーマに対する意見⇒その具体例
B 自分の意見に即した具体例⇒テーマに対する意見
*授業ではさらに具体的な型を紹介し、その型にそって作文を書くことや書けないときの本文の活用のしかたなどを指導しています。
●作文を書くときの注意点
1.テーマの語句は必ずいれこむ(語句の一部の場合もあり)
2.テーマに関してはプラス評価したほうが書きやすい。
3.テーマがわかりにくいときはテーマをいいかえている表現を探す。
(本文で類似の表現が使われていないかを確認する)
4.テーマがわかりにくいときはテーマの対比(反対・逆など)を
本文から探し、それをヒントにテーマを考え直す。
5.テーマに関する身近な具体例(自分の体験、見聞)を考える。
6.具体例が考えられないときは本文からヒントとなる言葉や事例を
みつけ、そこから類似した例を考える
7.テーマからはずれたことをかくと0点です。
● 模範解答
都立入試問題の過去問は4~5の出版社からでています。
各社の模範解答を読んで参考にしやすいものを選ぶように
してください。
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■急がば回れ!
よほどの天才でない限り、やるべきことは山のようにあります。
山のてっぺんをふもとから見上げても一足とびにそこまではいけません。
「ヘリコプターならいける」などの考えは大事ですが、勉強ではカンニングのようなものですから、ここでは自分の足限定とします。
そうすると一歩一歩進む以外にありません。
勉強でいうと、自分が間違えたものの克服です。
スペルミスした単語や間違えた漢字も含めた「できなかった問題」すべての克服がこれにあたります。
こうした一つ一つをきっちりとできるようにすることで
必ず勉強はできるようになります。
勉強はしているのに
「できるようにならない」
「同じ問題すら何回も間違える」
のは、
「間違えたものをほったらかしにしているか」
「間違いのやり直しかたに問題があるか」
です。
このタイプはいつまでたっても上がりません。
「なぜ上がらないのか?」にすら気づいていないこともよくあります。
■まずはこれから!!
学力や得点を上げるには、やるべきことは一つ。
「覚えるべきもの」
「間違えた問題」
「わからなかった問題」を自分のものしていくこと。
ただ、それだけです。
「できなかった問題をできるようにする」
「覚えられなかったものをしっかり覚える」
やるべきことはシンプルに考えて、それを徹底的に突き詰めることが得点アップの近道です。
もちろん、その問題だけをできるようにしても通用するのは範囲の狭い定期テストレベルのみなので、その問題から自分が学ぶべきエッセンスをしっかり自分のものにする、という意味も含めて「できるようにする」ということです。
最終的には、ある知識とある知識のリンクやネットワーク化がキモになりますが、上記をやりながら、もしくはその上にできあがるものだと思います。
■「できる」のレベルで得点は決まっています!
塾では赤×ノートをつくっているので間違えた問題を3回は繰り返しています。にもかかわらず、定期テストでほぼ同じ問題やまったく同じ問題すら間違えている生徒はけっこういます。
「できるようにしたはずなのに、間違える生徒と正解した生徒は何が違うのか?」
結論は、生徒自身の「できる」という判断レベルにあります。
7×8=56でいうと、ある生徒は7×1から順々にだしていかないと7×8の答えがでてこない。それは使える状態とは言えないので「できる」うちにはいりません。
しかし、その生徒の判断は、「できた!」。
まあ、百歩譲って初めて習ったときならよしとするかもしれません。
しかし、その「よし」も「これから繰り返し練習していきなり7×8でも56がでてくるよね」というあくまで暫定的な「よし」です。
ところが、この手の生徒に「その後の繰り返し」は存在しません。
もうその子にとってそれは「できる」問題に分類されてしまっているからです。
得点が上がっていく子(できるようになっていく子)の判断基準は、
「定期テストや入試でその問題や類題を含めて
スラスラと必ず正答できるか」
です。
ですから、解答時間やその問題のコンセプトやポイントなども突き詰めて
「できる」かどうかを厳しく判断します。テキトーには判断しません。
こうした「できる」の判断基準の違いが得点やケアレスミスの有無につながってくるのです。
■「できる」の判断基準をいまスグあげるには
赤×ノートのレベルアップです。
間違えた問題を写す。
写しながら、「その問題のヒントやポイント、必要な知識、解き方、自分はどういうミスをしてしまったか」を考えるようにします。
次に解く。
「スラスラと解けたのか?」「自分の答えや考え方はあっていたのか?」をスグに確認します。
1問ごとに確認したほうがその場でアタマに入りやすいです。
何度いっても答えあわせをしなかったり、それこそものすごい問題数をこなしてからまとめて答えあわせをする子がいます。
なぜそういうことができるか不思議ですが、こういう子たちは自分が解いた問題の答えには基本的に無関心なんだと思います。
厳しいようですが、終えたかどうかにしか興味はなく、あっているかどうかはどうでもよい...。
そりゃ、できるようにならないですね...。
繰り返しますが、
答えあわせをしないなどは、
「本当にそれをできるようにするつもりがあるのか」
という話です。
上のような話をすると、「そんなこといままで教わってない」とかよくいわれます。まあ、そうなんでしょうが、「できるようにするつもり」があればおのずとやるようになることはいろいろあります。
逆にそれがなければ、さまざまなことがテキトーで終わって勉強をしてもリターンが得られにくい残念な状態となります。
得点がとれる「できる」レベルは、簡単にいうと、
暗記系なら「即答」、
問題系は「スラスラ」です。
(方針、根拠、プロセスも含めて)
これを目標に自分の「できる」レベルを上げていきましょう。
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